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王立宇宙軍 オネアミスの翼

王立宇宙軍 オネアミスの翼 [DVD]

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王立宇宙軍オネアミスの翼』というアニメ映画を見ました。

というのも、会社の人に借りたままかれこれ半年以上も借りっぱなしだったので
さすがに申し訳ないと思い、そそくさと見ることにしました。

この映画はGAINAXの初製作のアニメです。

この映画を作るためにバンダイが作ったスタジオがGAINAXで、
GAINAXのスタートはここからと言えます。
公開日は1987年なので、俺が生まれる前ですね。

それを考えると感慨深いものがあります。

内容はいわゆる主人公補正というものがない映画です。
ありのままを描いたような作品です。

現在でもそのような作風の作品はたくさんありますが、
このような昔にこういうのを作ったのは凄いですね。

あと映像のクオリティも非常に高く、
今見てもまったく違和感なく楽しめました。
古さを感じさせないものがありました。

ただ、ストーリーが深くて最後はよく分かりませんでした。
エヴァンゲリオンが終わったときのような感覚でした。

「え・・・?おわりなの・・?」

というような。

まだ見たかったのですが、終わりました。
深いなぁと思い、この映画はどういう意図があるのかしばらく考えてしまいました。

思うのは、ロケットが打ち上げられましたが、
打ち上げた人たちはどうなったのでしょうか。
殺されたのかもしれません。

打ち上げられた主人公はその後どうなったのでしょうか。
死んだのかもしれません。

そこまで描かれていないので、分かりませんが
結局得たものはなんだったのか。

莫大なお金をかけて、国民の食糧も少ない中お金をかけて、
敵も攻めてくる中、命をかけて、
その上で成し遂げた。
でもみんな死ぬかもしれない。

結局得たものはなんなのか。

ただ1つ思うのは
「人類は宇宙にいける」という可能性を得ることができた
とは言えるのかもしれないなぁと思ったりする次第です。